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映画「人生フルーツ」によって
建築家・津端修一さんが注目を集めている

その師にあたるのがレーモンドということで
映画の制作スタッフが南山の建築を取材してくれた

大学側の厚意で取材の対応を任せてもらえた
人生初めてのインタビュー映像やいかに

東海テレビ「みんなのニュース One」
8/10(木) 16:49〜19:00
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明日からの予定だった鹿児島旅行
台風5号の影響は避けられないから
思い切って予定を変更することに

10日ずらしてお盆明けの出発
フェリーも宿もなんとか確保できた
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台風の進路を見守りながら
ゆっくり旅の支度をしよう
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僕が子供の頃に読んだ作品
偶然に古本で見つけたので
フヅキに推薦してみた
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伊吹山

麓は快晴だったのに山頂は霧の中
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お腹の調子が悪くなったカンタ
下山したらクーリッシュを食べたいフヅキ
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「白い山男」

畦地 梅太郎
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お盆は実家にて
特設レーンでの流しそうめん
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こんな光景も
今年の夏で最後かもしれない

カンタ、大きくなったね
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神戸港

さんふらわあ ぱーる号
出航までまだ6時間ある
市内で買い出しをしよう
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大分
おはよう
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はじめての場所を旅するのは
はじめての音楽に触れるのと似ている

イントロで好き嫌いが決まることが多いけれど
主旋律を繰り返して忘れられないものにもなる

ラジオからは無伴奏チェロ曲が流れている
多分バッハの曲だろうと想像しながら
はじめての海岸線を走ろう
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別府「鉄輪むし湯」

温泉で熱せられた薄暗い石室の中には
石菖(せきしょう)という薬草が敷き詰められている
その中で8分間(フヅキは5分間で解放)横になる
石窯の中で香草焼きになる魚の気分
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雨は上がった
ヨシミの汗は止まらない
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さよなら、別府
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「やまなみハイウエイ」を南へ
山とも丘とも言えない景色の中を走る
運転はヨシミに代わってもらおう

風景と音楽が流れていく

MUJI BGM
4 Ireland
7 Scotland
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鹿児島に到着

ウエルカムドリンクで景気づけ
天文館に繰り出そう
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「うちの看板はわざと分かりにくくしてある」
「あれこれメニューがある店には行かないこと」
「家族で会話をしながら楽しく食べなさい」
「きれいに空になったお皿は何よりの気持ち」

全部「松幸」の大将が教えてくれたこと

唐揚げに添えられたポテトサラダ
とてもおいしいと伝えたら
お代わりさせてもらえた
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折田汽船「フェリー屋久島2」

車輌受付の窓口は倉庫の中にあった
このバックヤードの感じはいいね
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手続きに時間がかかって
取り残されてる
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そうそう、車輌受付は
その倉庫の中なんだよね
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鹿児島から屋久島の航路は約4時間
フェリーの後方には小さなホールがあった
古びたベルベットの椅子が扇型に配されている
誰もいないステージを前に本を読む人、居眠りする人
外のデッキには救命胴衣を収めた木箱が並んでいた
白いペンキで何層にも塗り重ねられた空間の中で
オイルが染み込んだ大きな木箱のベンチは
僕の1番のお気に入りの場所になった
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船内のロビーには小さな図書コーナー
吹き抜け中央に多面体の本棚があって
出航すると本棚の蓋が外される仕掛け
貸出用の小さな所定用紙が備えてある

主に漫画が中心の選書ではあるけれど
読書をする人たちがいる風景は美しい
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船内の本棚には銀色夏生による
屋久島の旅日記の文庫本があって
屋久島に行くのなら飛行機ではなく
船が良いと誰かに聞いたと書いてあった

屋久島が近づいてくる
強い風でiPadが飛ばされそうだ
鬼ヶ島にでも連れてこられたような迫力
僕の写真ではそれを伝えることができない
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屋久島観光センター
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猿川ガジュマル
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西部林道
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屋久島での宿「送陽邸」に到着

こんなに丁寧に部屋のあれこれを
説明してもらったのははじめてだ
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天文館「松幸」の大将でさえ
子供連れのお客が1番緊張すると言う

店の人に決して気を遣うことはなく
美味しくなければ箸をつけない

部屋にあった海ガメの形のクッキー
屋久島の塩を使った手作りのもの
美味しいから僕の分も食べてしまった
宿の食事も残さず食べた正直者
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「1キロくらい先の橋を越えて左手にガソリンスタンドがあって
スタンドと一緒になったような建物があってビールが買えます」

宿のお兄さんのとても早口で丁寧な説明を反芻しながら
夕陽に向かって車を走らせたけれどスタンドは閉まってた

今日のビールは諦めようと思って夕陽を眺めて振り返ると
離島には欠かせない何でも売ってる小さな商店があった
説明の通り看板も何にもないコンクリートの建物だった
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送陽邸の目の前の「永田浜」は
海ガメが産卵することで有名だ

朝の散歩からの帰り道のこと
気がつくと足元にはたくさんの海ガメ
既に何匹かは波打際で波にもまれている
誰に教えられたのか、ただ海に向かって行く
近くにいた保護センターの方が寄ってきて
ゴルフボールでも拾い集めるみたいに
砂浜に散らばっている海ガメたちを
青いポリバケツに入れてしまった
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カンタがつぶやいた

海ガメが大人になれるのは

何千分の1とかいう確率なんだって
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白谷雲水峡
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屋久島にいる間は大きく息を吸おう

何かの本にそう書いてあった
それは自然の中にいるからだけでなく
旅の途中で大切なことだと思った
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くぐり杉
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太鼓岩まであと少し

最後の登りは急勾配
きれいな虫を見つけて
元気になったフヅキ
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太鼓岩に立った
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イタリアからブラジルへ
この解放感
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送陽邸、2泊目。

さて、今日の晩御飯は何かな?
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昨日の晩御飯、外国人のファミリーと一緒になった
オーストラリアのアデレードからやって来たと言う

自分はカトリック系の大学で働いていると話すと
ところで君はカトリック信者なのかいと尋ねる
シンプルな会話の中で父親の言葉が忘れられない

"but, I'm just a scientist..."

(それでも僕は、科学を信じて生きていく)

そうだねトム、今朝の海もきれいだよ
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おいしいコーヒースタンドで
地元の新聞に目を通しながら
旅の朝がはじまるのに憧れる

ドリップパックのコーヒーで
ラジオの天気予報を聞きながら
部屋で家族と過ごすのもいいね

お気に入りのドリップパックがあったなら
旅先に持っていくことをお勧めします
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あごだしの味噌汁と屋久島の豆腐で
新しい1日がスタートする
白いご飯もいいね

本当のおはよう
いただきます
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送陽邸のお母さんに
「浮き輪を貸して欲しい」と頼んだ
行き先を聞かれたので「横河渓谷」であると伝えた

急にお母さんの表情が曇って、あまりお勧めしないと言う
岩場での転倒や水の事故が絶えない場所だからだ
決して無理はしない、無事帰ることを約束した

「でも、涼しくて気持ちいいところよ」
お母さんが浮き輪を貸してくれた



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横河(よっご)渓谷

「あれ(パタゴニア)のカタログみたいだね」とカンタ
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旅先での地元スーパーでは
地元のパンを探して買ってみる
その土地の人たちがレジに並ぶ前に
買い物カゴに放り込むような普通のを

屋久島で出会ったおいしいパンは
高校の目の前にある小さなお店で
高校生たちに普通に愛されていた

宮之浦高校前「凡我塔 ひらみ屋」
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永田浜
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宮之浦港の近くにある「ヤクデン」にて
フヅキの念願だった「タモ網」を買って
この夏最初で、最後の海水浴を楽しんだ

「ヤクデン」はおいしいパンもタモ網も
何でも売っているから買い出しにお勧め
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夕陽を見送りながら、ここでお酒を飲めたらいいよね
そんな思いだけで建てられたのが「送陽邸」だという

そんなストーリーの続きをお父さんから聞いてみよう
キープしてる「三岳」のボトルはまだ1/3残ってるしね
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海ガメの赤ちゃんが歩いたから
砂浜にピーナッツみたいな模様

バケツの中に消えることはなく
模様は波打ち際まで続いている
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たぶん気になる草花が生えている
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全てモノトーンで統一された「送陽邸」

テーブルの上に置かれた箱ティッシュも
たぶんグレーの箱だけに限定されている
そんな主人の気づかいが感じられる宿だ

いつもより少し遅めの朝御飯になった日
食卓には器と海の青さが添えられている
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フェリーの時間までに
もうひと泳ぎできそう?

さようなら、永田浜
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宮之浦港フェリーターミナルの2階には
「雪苔屋」という素敵な喫茶店があって
この夏最初のかき氷を食べることにした
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フヅキはスモモ
ヨシミはパッションフルーツ&ミルク
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カンタはマンゴー&ミルク
注文を終えると「売り切れ」の札が出た

「この夏、最後の1杯です」
髭面の店主が優しくそう言った
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さようなら、屋久島

防波堤の端から手を振る人々
誰かは分からないけれど手を振った

さようなら、さようなら、さようなら
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フヅキは自分で持ってきた本
我が家の課題図書「クワガタクワジ物語」

カンタは「スラムダンク」
行きのフェリーの続きを借りて読んでる
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ハートにヒビが入るほどきれいな

海を探しに行く物語

走る車の屋根に登って

風になったつもりで始めるのさ


『海を探す』 / 浅井 健一
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鹿児島「城山観光ホテル」

荷物を置いたら、天文館へ
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「松幸」の大将にもまた会いたかった(日曜定休)
「四季」のおでんも食べてみたかった(日曜定休)

ヨシミが見つけたラーメン屋「こむらさき」
鹿児島最後の夜はさらりと更けていく

後で知ったけど、同じ時間に岡本仁さんが天文館にいて
一本筋違いのお店でそばを食べていたというから驚いた

Be a Good Neighbor!
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チェックアウト前に両親に手紙を書いた

ふたりが新婚旅行で泊まったホテルから
当時と構図が変わらない絵葉書を添えて

突然の激しい雨で桜島が隠れてしまった
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「車寄せ」が美しいホテルは
良いホテルだと改めて思った
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鹿児島市「維新ふるさと館」

館内のシアターで観た薩摩スチューデントのドラマ
長沢鼎はひとりでイギリスからアメリカへと旅立つ
「きばれー(頑張れ)長沢ー!」と皆が叫ぶシーン
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「若き薩摩の群像」

薩摩スチューデントの姿を最後に
鹿児島を旅立とう
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志多き港へ
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そばか、うどんか

「メニューが少ない店ほど良い店だ」
天文館「松幸」の大将の言う通りだね
とカンタがニヤニヤしながら食べてた

加治木「大黒屋」
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港のすぐ近くにあったスーパーで
乗船前の最後の買い出しをした

店の軒先のテントにスピーカーがあって
やや大きめの音量でラジオが流れている
幼い頃、母と自転車で買い物をした記憶

魚のフライや小海老の唐揚げ
オリジナルのタルタルソース

さようなら、ありがとう、鹿児島
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そう、きっと忘れない
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名古屋に帰る前に見ておきたかった
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丹下健三による大屋根のフレーム
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太陽と月